手術を決意したきっかけ〜大学・新社会人編〜
大学は良き友に巡り会えてなんとか管理栄養士の資格を取ることができました
本当に感謝してます…
成人式
僕は迷わず男性用のスーツでネクタイを締めて行きました
浮くのは分かっていても
今の自分を見て欲しくて行きました
結果、嫌なくらい浮きました(笑)
受付が男女に別れていて座席も男女別
戸籍や名前は当然女であった為周りも困惑
こんなんで大人になっていいものか不安になっていると中高と同じだった親友が
僕らしいと笑って接してくれました
そこから冷たい目線が徐々に引いていき
何人かが話しかけに来てくれたのです
親友とのツーショット
お酒を飲める歳になると近くのbarでよく常連さんと世間話するようになりました
本当にいい人達で僕の事を
「はる坊」と呼んで慕ってくれていました♪
(当時の下の名前から取ったもの)
ほぼ毎日飲み歩いていたので貯金はほぼゼロで一度電気止められた事もありました(^^;
そんなでも無事に卒業し、岡山での一人暮らし生活は幕を閉じました
Uターンで地元愛媛に戻ってきて
就職した先は地元では有名なドラッグストアでした
「ドラッグストアに管理栄養士いるの?」
と思ったそこのあなた!
知られてないだけで結構たくさんいます(笑)
社会人になって一番辛かったのは仕事でも人間関係でもなく「化粧」でした
初めての経験…顔にベタベタと何か付いているのがとてつもなく嫌。
慣れないヒールも靴擦れ起こしたり転んだり(;´Д`)
中でも耐えられなかったのは
化粧品の商品説明会で試供品を大量に渡され、感想を言い合うというもの…
肌に吸い付く?馴染む?
ぜんっぜん分からんw
でも自分の中で
「これは仕事だ。好き嫌いをしてはいけない」
と言い聞かせて化粧品の知識を頭に叩き込んでいました
チークとかアイシャドウとか何それ?って所から入りました( ´꒳` )
そんなある日突然倒れたのです
救急車にのせられ原因はストレス
そこで親と会社にカミングアウトする事を決意
自分が思っていたよりすんなり理解してくれました!
倒れた一件が無ければ受け入れてくれなかったかもしれませんが、話して本当に楽になりました
とても理解ある会社で登録販売者の制服は男性用に変わり、スーツも男性用
不安に感じていた性転換手術も後押ししてくれました!
戸籍の名前を変更しても誰かに何か言われるなんて事はなかったです
本当に有難い事です…
そしてそんな僕をずっと支えて下さったのは
ひとつ上の先輩と店長でした
この2人には頭が上がりません…
退職した今でもたまに連絡をする仲です(*^^*)
なぜ退職したかはLGBTとは関係無いので省略
また別の記事でお話しましょう!
1悶着あったものの無事岡山大学病院での性適合手術を終え、ホルモン治療を再開
嫌だった生理も止まり
声も完全に男
他にも色々変わりましたが
それはまた別の記事で!
たまにですが
性同一性障害なんだと伝えると
女になりたい方なのかと勘違いされます(笑)
声の低さって本当に大事…
声変わりしてすぐボクシングジムに入会
まだカミングアウトしてないので向こうは男だと思っています(笑)
時々走り込みもしていますが
ものすごく身軽に感じるし
スピードも全然早くなっていて
ホルモンすげぇーって改めて思いました(笑)
仕事は家業を継いで安定した暮らしをしていましたが妹に誘われ
ボードゲームのカフェをする事に…
中々いい物件がみつからなくてまだ先になりそうですが(-ω-;)
これでひとまず僕の自己紹介兼幼少期からのエピソードは以上となります
振り返ってみるとやはり波乱万丈な人生…
何度も自分の体を恨んだり自殺を考えましたが
生きていて良かった。諦めないで良かった。
と思えます
あの時友達がかけてくれた言葉や出来事がなければ今の自分はいなかったです
僕は同じような経験をして苦しんでいる人達にたくさんのエールを贈りたい。
その為に心理カウンセラーの資格も取りました
もし悩み事や相談したい事があればTwitterのDMでもいいので送ってください!
できる限り力になります( ๑•̀ω•́๑)
次回は手術について詳しくお話します!
私が経営するカフェのチャンネル